12.小町山自然遊歩道便り
●小町山自然遊歩道の今(2023年9月1日 現在)をお知らせします●
☆小町山自然遊歩道便り
このコーナーでは、小町山自然遊歩道の今をお知らせしています。
9月1日は「防災の日」で、台風が多い月でもあります。現に、台風10号は遥か東の方で熱帯低気圧になりましたが、台風11号はフィリピンの東から日本の南を経て沖縄方面へ進む見通しだそうです。
新潟県などは水不足で大変なので、被害のない程度の雨は必要だと思います。ここ、小町山自然遊歩道もカラカラなので、雨は降って欲しいです。
これらは異常気象の影響だと思いますが、新潟県などでは暑さに強い稲の品種を研究し始めているそうですが、もともと稲は亜熱帯の植物なので、いずれは開発されると思いますが、植物の品種改良にはとても時間がかかります。
私自身ができることというと、小町山自然遊歩道にたくさんの緑を増やすことぐらいですが、これからもたくさんの植物を植えたいと思っています。
今は、暑くて、さらに熱中症アラームが出たりすると危険なので、人ごとではなく、みんなが注意しなければならないようです。しかも、家のなかにいてもなるそうで、とくに年を重ねてくると、暑さに対する対応も鈍くなるそうです。お互いに気を付けましたょう。
さて、新型コロナも5類に変更になったこともあり、6月1日からの秘仏薬師如来と月光日光両菩薩のご開帳には、多くの方たちの来山があります。9月末までですので、拝観希望者は早めにおいで下さい。
また、4月3日からNHKの朝の連続テレビ小説「らんまん」が始まったこともあり、多くの人たちの目が植物に向いているような気がします。ちょうど6月30日には、私が四国に行ったときに撮影にも少し同行したのですが、そのときの桜の下を歩く映像などが映され、懐かしく思いました。
今月末まで続きますので、これからも楽しみです。
それから、写真のサイズは少しだけ大きくしました。以前よりは見やすくなったのではないかと思います。
(今回の写真は、8月26〜30日に撮影しました。)
 ヤマハギ |  タムラソウ |
 ヌスビトハギ |
 ノブキの花 |  ゲンノショウコ |
 赤花ゲンノショウコ |
 ツユクサ |  クズの花 |
 キンシバイ |
 ソウシシヨウニンジンの実 |  ツルリンドウ |
 シロバナキキョウ |
※小さな花々も大切に!
草木にも人間と同じ生命があります。一粒のタネが地面に落ち、やがて季節が来て芽生え、成長し、花開き、実を結び、そしてついには枯れて土に戻っていきます。このすばらしい自然の環を大切にしなければならないと思います。まさに人をいたわると同じ気持ちで……。
そして、植物と仲良くなるには、先ず植物の名前を覚えることです。名前は単なる符牒にすぎないという人もおりますが、その背景には、必ず人間との深い関わり合いがあり、結構面白いものです。ある文人は、「植物名は、短い形式の文学だ」といいましたが、私も全くその通りだと思います。
☆小町山自然遊歩道について
小町山自然遊歩道は、昭和59年より作りはじめ、今現在も仕事の合間をみて作業を続けています。植裁の中心は、なんといっても石楠花(シャクナゲ)で、日本ツツジ・シャクナゲ協会を初めとする全国各地の愛好者による献木が多く、日本や世界のシャクナゲなど370種類、6,000本が植えられています。そして、300種類をこす山野草も、なるべく自然のままに植付けられており、いつでも楽しめます。
ここには、まだ非公開ですが、私が世界各地より収集したシャクナゲの原種を植え込んだ「The Rhododendrons Species Section」があり、この充実にもつとめています。
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