12.小町山自然遊歩道便り

●小町山自然遊歩道の今(2025年9月15日 現在)をお知らせします●

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☆小町山自然遊歩道便り

 このコーナーでは、小町山自然遊歩道の今をお知らせしています。

 9月の半ばになっても、けっこう暑い日が続きますが、気になるのは大雨です。先日も、九州や関東などでもすごい雨があり、線状降水帯も出たようです。
 東京都などでも、小さな川が氾濫し、駅などにも流れ込み、電車が止まったようです。それで、帰宅の足が奪われ、場所によっては停電も発生しました。この暑さのときに、クーラーが使えなければ熱中症の心配もあり、それよりなにより冷蔵庫に保管してあった食料などは廃棄しなければ鳴らなかったそうです。
 まさに9月は自然災害の多い月のようです。
 さて、小町山自然遊歩道では、12日に米沢市立西部小の児童たちが、学校林に来て、市の林務課や地元の森林関係者の人たちから指導を受け、さらに田沢コミセンでは草木塔の話しを聞いたそうです。やはり、地域の子どもたちが、地元のことをよく知る機会になったようです。
 今月に入り、ヤマハギやキレンゲショウマなど、秋の花がたくさん咲き始めました。
 それで、今回も前回と同じぐらい写真を載せることができました。
 ただ、風の強い日もあり、花の写真は風が吹くとブレるので、なかなか大変です。やっと風がおさまったかなと思うと、蚊がブンブン飛んで来て、じっとして撮っていると刺されてしまいます。
 そこが悩ましいところですが、下に載せた写真のいくつかは、ヤブのなかで蚊に刺されながら撮ったものも何枚かあります。

 (今回の写真は、9月11〜14日に撮影しました。)


シュウメイギク

白花シュウメイギク

キレンゲショウマ

ホトトギスとカタツムリ

斑入り葉ホトトギス

ホトトギス「秋映」

赤花ヤマハギ

ヒヨドリバナとヤマハギ

イヌトウバナ

ツユクサ

オトコエシ

クサボタン

イガホウズキ

ツリフネソウ

ユウガギク

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※小さな花々も大切に!

 草木にも人間と同じ生命があります。一粒のタネが地面に落ち、やがて季節が来て芽生え、成長し、花開き、実を結び、そしてついには枯れて土に戻っていきます。このすばらしい自然の環を大切にしなければならないと思います。まさに人をいたわると同じ気持ちで……。
 そして、植物と仲良くなるには、先ず植物の名前を覚えることです。名前は単なる符牒にすぎないという人もおりますが、その背景には、必ず人間との深い関わり合いがあり、結構面白いものです。ある文人は、「植物名は、短い形式の文学だ」といいましたが、私も全くその通りだと思います。

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☆小町山自然遊歩道について

 小町山自然遊歩道は、昭和59年より作りはじめ、今現在も仕事の合間をみて作業を続けています。植裁の中心は、なんといっても石楠花(シャクナゲ)で、日本ツツジ・シャクナゲ協会を初めとする全国各地の愛好者による献木が多く、日本や世界のシャクナゲなど370種類、6,000本が植えられています。そして、300種類をこす山野草も、なるべく自然のままに植付けられており、いつでも楽しめます。
 ここには、まだ非公開ですが、私が世界各地より収集したシャクナゲの原種を植え込んだ「The Rhododendrons Species Section」があり、この充実にもつとめています。

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