12.小町山自然遊歩道便り

●小町山自然遊歩道の今(2025年10月15日 現在)をお知らせします●

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☆小町山自然遊歩道便り

 このコーナーでは、小町山自然遊歩道の今をお知らせしています。

 10月も半ばを過ぎると、朝晩はだいぶ涼しくなり、ここ数日は寒いぐらいでした。
 今年の夏は暑過ぎたので、なおさら寒く感じるのかもしれません。10月3日の夕方に津軽三十三観音札所詣りの旅から戻ってきて、翌日には、さっそく小町山自然遊歩道に行ってみたのですが、たった5日しか経っていないのに、だいぶ秋の風情です。
 10月6日は「中秋の名月」だったので、ススキをとってきて、前日にたくさん枝豆をもらったので、じんたん団子をつくり、供えました。お月さまが見えるときには、毎年しているのですが、今年は天気予報では難しいかなと思ったのですが、何とか見ることができました。
 今回は、今週がほとんど雨降りだったこともあり、10月10〜14日ごろまでに撮った写真です。
 10月10日は、もともとは、1964年に東京オリンピックの開会式が行われたので「体育の日」だったのですが、2000年から移動祝日になり、2020年に「スポーツの日」になりました。なぜか、もとの体育の日は晴れの特異日でしたが、移動するようになってからは雨の日もあり、今年も雨降りでした。
 私は、10日に西吾妻バレーラインを越えてみましたが、天気はよかったのですが、紅葉には少し早いようで、東鉢山七曲り展望台から引き返して来ました。
 今は、神殿前のシュウメイギクが真っ盛りです。
 また、珍しいジョウロウホトトギスやホウオウシャジンなども咲いています。これから一段と寒くなると、そろそろ秋の花も少なくなってきます。

 (今回の写真は、10月10〜14日に撮影しました。)


大黒さまとシュウメイギク

シュウメイギク

白花シュウメイギク

アズマシャクナゲの花芽とシュウメイギク

ミゾソバ

ノコンギク

ホウオウシャジン

ジョウロウホトトギス

赤花ダイモンジソウ

イヌタデ

アキノキリンソウ

クジャクシダ

キノコ

ツルリンドウの実

チゴユリの実

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※小さな花々も大切に!

 草木にも人間と同じ生命があります。一粒のタネが地面に落ち、やがて季節が来て芽生え、成長し、花開き、実を結び、そしてついには枯れて土に戻っていきます。このすばらしい自然の環を大切にしなければならないと思います。まさに人をいたわると同じ気持ちで……。
 そして、植物と仲良くなるには、先ず植物の名前を覚えることです。名前は単なる符牒にすぎないという人もおりますが、その背景には、必ず人間との深い関わり合いがあり、結構面白いものです。ある文人は、「植物名は、短い形式の文学だ」といいましたが、私も全くその通りだと思います。

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☆小町山自然遊歩道について

 小町山自然遊歩道は、昭和59年より作りはじめ、今現在も仕事の合間をみて作業を続けています。植裁の中心は、なんといっても石楠花(シャクナゲ)で、日本ツツジ・シャクナゲ協会を初めとする全国各地の愛好者による献木が多く、日本や世界のシャクナゲなど370種類、6,000本が植えられています。そして、300種類をこす山野草も、なるべく自然のままに植付けられており、いつでも楽しめます。
 ここには、まだ非公開ですが、私が世界各地より収集したシャクナゲの原種を植え込んだ「The Rhododendrons Species Section」があり、この充実にもつとめています。

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