12.小町山自然遊歩道便り

●小町山自然遊歩道の今(2026年5月15日 現在)をお知らせします●

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☆小町山自然遊歩道便り

 このコーナーでは、小町山自然遊歩道の今をお知らせしています。

 5月の中旬になり、アズマシャクナゲなど日本産のシャクナゲが終盤になり、中国原産のシャクナゲたちがたくさん咲いています。
 5月13日の地元紙「山形新聞」に、小町山自然遊歩道のシャクナゲの記事が載り、いつもより多くの人たちがやって来ました。新聞に掲載されたのは「フォーチュネイ(R.fortunei)」で、見上げるばかりの大きさです。
 なかには、シャクナゲというのは盆栽のように小さなものだと思っていた方もいて、この大きさにびっくりしていました。この「フォーチュネイ」は、50数年前に実生したもので、花色などにも少し変化があり、それが数百本は植えられています。
 それ以外の原種シャクナゲもだいぶ咲いていて、ここには掲載できないものもあります。

 さて、第49回「三沢の春の山野草展」は今月9日から10日と開催され、いつもの年より開花が早いのにもかかわらず、200展以上の鉢植えが出品されました。来年は50回という大きな区切りになるので、会員の方も今から張り切っています。
 ここ小町山自然遊歩道は、その第2会場になっていて、山野草などの自生状態を見てもらうのがねらいです。やはり、鉢栽培をするにも、自然のなかではどのようなところに生えているかを知ることが栽培のポイントになります。
 シャクナゲの仲間は今月いっぱいは見られるので、機会があれば訪ねてみてください。

 (今回の写真は、5月11〜14日に撮影しました。)


観音堂とシャクナゲ

フォーチュネイ(R.fortunei)

デスカラー(R.discolor)

グリフィチアーナム(ブータンにて)

クロロープス(R.chlorops)

デコラム(R.decorum)

ヤブデマリの花

タニウツギ

ニガイチゴの花

ヤグルマソウ

ツクバネソウ

ヤマシャクヤク

テンナンショウとチゴユリ

ラショウモンカズラ

白花イカリソウ

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※小さな花々も大切に!

 草木にも人間と同じ生命があります。一粒のタネが地面に落ち、やがて季節が来て芽生え、成長し、花開き、実を結び、そしてついには枯れて土に戻っていきます。このすばらしい自然の環を大切にしなければならないと思います。まさに人をいたわると同じ気持ちで……。
 そして、植物と仲良くなるには、先ず植物の名前を覚えることです。名前は単なる符牒にすぎないという人もおりますが、その背景には、必ず人間との深い関わり合いがあり、結構面白いものです。ある文人は、「植物名は、短い形式の文学だ」といいましたが、私も全くその通りだと思います。

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☆小町山自然遊歩道について

 小町山自然遊歩道は、昭和59年より作りはじめ、今現在も仕事の合間をみて作業を続けています。植裁の中心は、なんといっても石楠花(シャクナゲ)で、日本ツツジ・シャクナゲ協会を初めとする全国各地の愛好者による献木が多く、日本や世界のシャクナゲなど370種類、6,000本が植えられています。そして、300種類をこす山野草も、なるべく自然のままに植付けられており、いつでも楽しめます。
 ここには、まだ非公開ですが、私が世界各地より収集したシャクナゲの原種を植え込んだ「The Rhododendrons Species Section」があり、この充実にもつとめています。

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