12.小町山自然遊歩道便り

●小町山自然遊歩道の今(2022年5月15日 現在)をお知らせします●

水平線

☆小町山自然遊歩道便り

 このコーナーでは、小町山自然遊歩道の今をお知らせしています。

 小町山自然遊歩道は、まさに春爛漫で、シャクナゲもあちこちで咲いています。この春から行動制限は解除され、全国の観光地では、コロナ前の混雑が戻ってきたそうで、良いか悪いかは、これからの次第のようです。
 大型連休の米沢の四季のまつりも、いろいろな感染予防の工夫をしながらも実施され、道の駅米沢もだいぶ混雑したようです。
 もちろん新型コロナウイルス感染者が増加するのではないかという心配はあります。だからといって、このままの状態でいいのかというのも問題で、やはり経済もうまくまわらないと困ってしまいます。
 そういえば、植物の世界でも、たとえばユリの仲間はモザイク病というウイルスに弱く、これに罹ると、葉にモザイクや退色斑、えそ斑、条斑などを生じ、奇形になったりします。また花も奇形になるので、見栄えも悪くなり、感染してしまうとほとんど治すことはできないようです。
 だから、発病した株は除去するしかなく、そのときに使ったハサミなどの園芸用具も消毒しなければ感染してしまいます。なんともやっかいな病気なのです。
 ここ、小町山自然遊歩道には、ヤマユリやヒメサユリなどがありますが、最近は野生のサルが球根を引き抜いて食べてしまうので、ほとんど残っていません。

 そろそろアズマシャクナゲが終わり、中国原産のシャクナゲたちが咲き始めました。ただ、植物の開花だけは、毎年違うので、咲いてみないとわからないというのが本音です。
 でも、植物たちは、間違いなく花を咲かせてくれるはずです。次の更新のときには、もっとたくさんの花を掲載できるのではないかと思っています。
 ぜひ楽しみにお待ちください。

 (今回の写真は、5月13〜15日に撮影しました。)


アズマシャクナゲと吾妻山

白花アズマシャクナゲ

コメツガの新芽

オオバクロモジの花

キブシ

ウワミズザクラ

タチツボスミレ

ヒトリシズカ

ルイヨウボタン

ヤグルマソウ

ウスバサイシン

タチシオデ雄花

水平線

※小さな花々も大切に!

 草木にも人間と同じ生命があります。一粒のタネが地面に落ち、やがて季節が来て芽生え、成長し、花開き、実を結び、そしてついには枯れて土に戻っていきます。このすばらしい自然の環を大切にしなければならないと思います。まさに人をいたわると同じ気持ちで……。
 そして、植物と仲良くなるには、先ず植物の名前を覚えることです。名前は単なる符牒にすぎないという人もおりますが、その背景には、必ず人間との深い関わり合いがあり、結構面白いものです。ある文人は、「植物名は、短い形式の文学だ」といいましたが、私も全くその通りだと思います。

水平線

☆小町山自然遊歩道について

 小町山自然遊歩道は、昭和59年より作りはじめ、今現在も仕事の合間をみて作業を続けています。植裁の中心は、なんといっても石楠花(シャクナゲ)で、日本ツツジ・シャクナゲ協会を初めとする全国各地の愛好者による献木が多く、日本や世界のシャクナゲなど370種類、6,000本が植えられています。そして、300種類をこす山野草も、なるべく自然のままに植付けられており、いつでも楽しめます。
 ここには、まだ非公開ですが、私が世界各地より収集したシャクナゲの原種を植え込んだ「The Rhododendrons Species Section」があり、この充実にもつとめています。

タイトル画面へ戻る