今月の写真

●このコーナーでは、私の撮った写真を掲載しています●

水平線


☆この写真を撮った日は、梅雨末期の大雨でしたが、ちょっとだけ晴れて、また雨が降り続いていました。
 その合間に撮ったのがこの花で、1986年4月にブータンの「ガルバンディ・ゾン」にお詣りしたときに、そこの僧侶から1株だけいただいたもので、今も毎年咲いています。
 その方とは、しばらく文通をしていましたが、今のメールと違い、2〜3週間もかかり、それが返ってくるのにまた同じようにかかるので、いつの間にか途絶えてしまいました。ちょっと残念ではありますが、相手も修行の身なので仕方ありません。
 この1986年3月28日に日本とブータンとの正式な外交関係を樹立されました。それ以前から民間交流や農業技術支援などがあり、とくに西岡京治さんはダショーの称号をいただき、「ブータン農業の父」と称されています。このときも、西岡さんとお会いし、食事をしたり、帰国のときには、飛行場まで見送りに来てくれました。
 そのときも、飛行場の係官たちは、「ダショー西岡」とみな親しげに声を掛けていたのが印象的でした。そして、食事のときに、ブータンの国家は「ヒマラヤの青いケシ」だが、片道1週間程度歩いたところにその大群落があり、それを見に行くとなれば最低でも3週間ほどはかかるので、今はその時間がないんです。だから、この仕事をやめたときに行くつもりです、というので、ぜひ私も誘ってくださいというと、ぜひと言ってくれました。
 しかし、残念なことに、1992年(平成4)、そろそろ定年を迎えようとしていた3月21日にブータンで敗血症に罹り亡くなられました。59歳でした。
 その敗血症につながる原因は、1991年に一時帰国し、だいぶ前から悩まされてきた歯の治療をしたのですが、1ヶ月という休暇が終わってしまい、その治療も完治しないままにブータンに戻られたそうです。
 葬儀は、3月26日に国葬として行われ、弔問者は5,000名以上で、12時間ほどかかったそうです。そして、遺体は夫人の意志に沿ってパロ盆地が見渡せる丘に埋葬されました。

   この花はヘメロカリスで、原産地はアジア地域で、日本にはニッコウキスゲやノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ユウスゲ、エゾカンゾウなど、多くの野生種があります。 

(2026年7月26日撮影)


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