今月の写真

●このコーナーでは、私の撮った写真を掲載しています●

水平線


☆この写真は、今年の3月19日の朝に撮った小野川温泉です。
 いつもの年なら、珍しくもない雪景色ですが、今年の2月は暖冬で暖かく、雪もほとんど降りませんでした。
 ところが3月に入り、何度かこのような雪景色になりましたが、それでも数日で消えてしまい、また降るという繰り返しでした。それで、今年は昨年よりだいぶサクラの開花が早まるという予想でしたが、今日現在、やっと東京でサクラの開花宣言がでました。
 さくらは、【600℃の法則】というのがあります。
 というのは、桜の花芽は、昨年の夏にはできています。それが秋から冬にかけて、休眠状態に入って年を越します。
 そしてしっかりと低温を受けた後の気温上昇で、休眠から目覚めます。これを「休眠打破」といいます。
 そして、この日から起算して温度変換日数を積算し、約600℃になると開花するという予測なのです。これが開花予測になります。
 ところが今年は、2月はとても暖かかったのですが、3月に入り寒さが戻ってしまい、サクラもおそらく戸惑ったのではないかと思います。そして、とうとう、東京では、3月27日15時の時点で732℃で、すでに積算温度が730℃を超えています。ある気象予測のデータによると、積算温度が730度を超えての開花は1962年の768℃ですから、62年ぶりの珍しい出来事です。
 ちなみに、東京のサクラの標本木は靖国神社にありますが、今年の開花宣言は3月29日で平年より5日遅くなったそうです。
 やはり、今年の異常気象は、いろいろなところに影響があるということです。

(2024年3月19撮影)


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