5.お祭りについて
●このコーナーでは、大黒さまのお祭りなどを掲載しています●
☆『甲子大黒天例大祭』について
甲子大黒天例大祭は、正式行事名を甲子大黒天本山越年例大祭といい、毎年11月19日に厳修されます。
山伏による特別祈祷は、午前10時と正午の二度奉修され、古来より伝わる神斧や宝剣、法弓、そして「天地四方一切清浄之秘法」により、家族皆んなが大黒さまのような笑顔で毎日を過ごすことができるといわれています。
このほか、福くじで山主の書いた「七福神色紙」の当たる開運招福加持や、ご祈祷申し込みの方に有名な福餅の献膳もあり、県内外から多くの参詣者が訪れます。
この『福餅』は下記にも記していますが、弘法大師が湯殿山をご開創の時、大日如来の霊位相承にて甲子大黒天を御謹作せられ、ある村に下られました。そこで村人はたいへん喜び、モチ米などを持ち寄り、お供えし、大師は上火切火の護摩祈願を厳修されたそうです。
その後、そのモチ米を7人にて搗き上げ、開眼の法悦にひたりながら村人皆んなで食べましたが、この時、大師は「餅は、万粒を捧げて繁栄を祈り、これを搗いて豊穰を祝い、これを食うて英気を養う。」といい、甲子大黒天に供えたモチを食べることによって強い縁が生まれ、福・禄・寿が授けられると話したといいます。福とは精神的な心の豊かさ、禄とは物質的なものの豊かさ、寿とは心身の健康であり、すなわち、家族皆が毎日毎日を大黒様のような笑顔で過ごすことができるように守護してくださるというわけです。
今でもこの由縁によって、祈願されたモチ米を搗きたてのまま、献膳としています。ただし、この献膳は祈祷をうけた方にのみ行なっており、団体参拝者には予約にて年中受け付け、個人参拝者には11月19日の越年例大祭のみとなっています。
写真は、大祭当日に行われる山伏による作法の一種で、「法弓の大事」といわれています。これは、弓矢を使い、四方八方をすべて払い清め、悪魔がいないことをもう一度確認するものです。
☆『福餅』について
例大祭のとき、あるいは団体で申し込みを
いただいた場合には、祈祷のあとに『福餅』を献膳としています。もともと直会というのは、
神様と共に頂くことから始まったといわれています。
ですから、当山では、左の写真のように、神殿で大黒さまといっしょにつきたてのお餅を頂きます。
そのお餅を食べると大きな福が授けられることから『福餅』といわれるようになりました。
そのフルコースが右の写真です。簡単なお料理が5品、搗き入れのお餅が3種類(あん餅、納豆餅、お雑煮)で、しかもお餅は食べ放題です。その他に、御神酒も付きます。
ぜひこの『福餅』の献膳をいただき、今の不景気を吹き飛ばしていただきたいと思います。
☆甲子大黒天本山への道
※所用時間
◎電車利用の場合
JR米沢駅下車。「小野川温泉」行きバスに乗り(約30分)、「小野川温泉」下車。徒歩5分。
◎車利用の場合
東北自動車道「飯坂インター」より米沢市内を経由して(約50q)
山形市内より米沢市内を経由して(約58q)
福島県喜多方市より当山まで(約50q)
新潟市内より坂町、小国を経由して当山まで(約150q)
郵便番号 992-0076 山形県米沢市小野川町小町山
甲子大黒天本山
電話 0238-32-2929 Fax 0238-32-2988
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