My collections

 ●私の個人的なコレクションを掲載します。Part1

水平線

 ここのコーナーは、私のまったく個人的なコレクションを紹介します。というのは、シャクナゲのホームページを見ても分かるように、ときどき海外の辺境の地に出かけます。しかもそのほとんどがヒマラヤ付近といえば、そこはチベット密教(ラマ教)の世界です。
 そこでバザールに行ったり、個人商店に行ったりして、気に入った品々を手に入れてくるのです。いわば、私の旅の想い出の品物です。
 そんな My Collection を公開します。画像をクイックすると拡大します。

No. 写真 解説
53 (画像サイズは61.0KB)
これも下記の2点と同じ2012年12月11日にサールナートのスリランカ寺院の前で購入したマンダラです。まさかここでネパールのマンダラを求められるとは思ってもいなかったので、とても喜びました。ここでは、店先でマンダラを描いていて、その描く様子がわかります。似たようなマンダラはありますが、1つとして同じものはないようです。これも小さな作品ですが本金のようです。
52 (画像サイズは50.2KB)
これは2012年12月11日にサールナートのスリランカ寺院の前で購入したマンダラで、比較的小さなものです。詳しくはわからないのですが、たまたま手に取ってみると、法螺貝などの吉祥文様が描かれていて、真ん中に羯磨(かつま)があります。これは、一切の聖者を歓喜せしめ、有情を教化する力のシンボルとされる法具の一つです。
51 (画像サイズは36.0KB)
これは2012年12月11日にサールナートのスリランカ寺院の前で購入したマンダラで、カーラチャクラ(Kala Chakra)です。いわば時空マンダラの1種で、とても気に入り、年末に額を買い、自分の部屋に飾り、毎日眺めています。カーラチャクラはいくつか持っていますが、これは額に入れるにちょうどいい手頃な大きさで、額装のまま写真を撮りました。
50 (画像サイズは45.7KB)
これは2007年3月30日にカトマンドゥのタメルで購入した観音マンダラです。ちょうど今回の更新で50回目ということで、特に丁寧に描き込んでるマンダラを選びました。この写真ではなかなかわかりにくいのですが、実物は相当大きくて、迫力があります。しかも本金で描き、ぼかしの技法も多用しています。なかなかの逸品です。
49 (画像サイズは39.7KB)
これは2007年3月13日にカトマンドゥの古い都、パタンで購入したものです。ほとんどが梵字のような文字が描かれており、No.47やNo.43と同じようにあまり見たことのない形式です。お店の主人に聞いたのですが、何を書いてあるのかはわからないということでした。もし、機会があれば、ぜひお聞きしてみたいものです。
48 (画像サイズは55.8KB)
これは2007年3月13日にカトマンドゥのパタンで求めたもので、カーラチャクラマンダラです。見ていただいてわかるように、とても精緻な筆で、丹念に描いています。この正方形の大きさに、これほどまで丁寧に、という感じです。もちろん、マンダラは描くそのことが修行ですから、丁寧にというのはよくわかります。
47 (画像サイズは55.8KB)
これは2007年3月13日にカトマンドゥのパタンの仏像を制作している工房で求めたもので、これも比較的小さなマンダラです。でも、内部に文字がびっしりと書かれていて、重厚な感じのするマンダラです。シンプル イズ ベスト、それを地でいくような描き方で、この文字をいつかは解読してみたいものです。
46 (画像サイズは53.0KB)
これは2007年3月13日にカトマンドゥのパタンの仏像を制作している工房で求めたもので、比較的小さなマンダラです。でも、しっかりと描かれていて、細部まで手を抜かず、一目で気に入りました。このような小さなマンダラを、ちょっと大きめのいい額に入れると、すごく映えるのではないかと思いますが、まだ実行していません。
45 (画像サイズは52.3KB)
これは2007年3月13日にカトマンドゥのパタンで購入した「種子マンダラ」の一種です。このように、単純に種子だけを並べたマンダラは初めてでしたので、帰国してからこの種子を調べようと思っていたのですが、未だ、しておりません。いずれ、冬のヒマなときにでも、一つずつ確認してみたいと思います。
44 (画像サイズは52.3KB)
これは2004年4月にカトマンドゥで購入した「六道輪廻の図」です。これとほぼ同じ曼荼羅は4点ほどありますが、これがもっとも精細に描かれています。もともと曼荼羅に興味を持ち始めたきっかけは、ブータンのお寺の壁に描かれた「六道輪廻の図」を見たことでした。それから20点以上は見ていると思います。
43 (画像サイズは44.1KB)
これは2004年4月、ネパールのカトマンドゥでもとめたもので、中央の丸いところに文字が入っている曼荼羅です。小さなものですが、このように文字を多く取り入れたものは意外と珍しく、この文字を読めれば、さらに理解が深まるのではないかと思いますが、ちょっと難しいようです。
42 (画像サイズは43.6KB)
これは2004年4月、ネパールのカトマンドゥでもとめた人体のマンダラです。おそらく、人間のどこの部分がどのような仏さまに護られているかを示したもので、初めて見た形式です。筆致も丁寧で、ぼかしも入り、相当な時間をかけて描いたものではないかと思われます。
41 (画像サイズは52.6KB)
これは2004年4月、ネパールのカトマンドゥでもとめた千手観音さまの正方形マンダラです。形はカーラチャクラのような形式をとっていますが、中央部にはしっかりと千手観音さまが描かれ、その周りにはヒマラヤの雪山が取り囲み、さらにNo.39のような縁起物も細やかに描写されているのが印象的です。
40 (画像サイズは40.3KB)
これは2004年4月にネパールのカトマンドゥでもとめた観音さまのマンダラです。ぼかしも丁寧で、細部にこだわって画かれたもので、一目で気に入ったものです。もちろん、値段の交渉にはだいぶ時間がかかりましたが、今でもときどき出しては引っ込めて眺めています。
39 (画像サイズは56.1KB)
これはネパールのカトマンドゥでもとめた正方形の小さなマンダラです。でも、サインが入っているぐらいですから丁寧に書いてあり、金色の部分は本金を使っています。カーラチャクラの一種だと思いますが、四方には縁起物が描かれていて、とくにホラ貝は珍しいようです。
38 (画像サイズは31.9KB)
これはネパールのカトマンドゥでもとめた未来釈迦像です。ネパールでは、お釈迦様を過去・現在・未来と区別しているようで、そのような名前のマンダラも多く見かけられます。そのはっきりした区別は分からないのですが、いずれ機会があれば調べてみたいと思います。
37 (画像サイズは48.4KB)
これはネパールでマハンカーラと呼ばれていますが、大黒天です。とても精巧に描かれていて、作者のサインも入っています。これを2002年3月23日にカトマンドゥで求めたときには、まだ描くための枠に固定されていて、余白の部分に絵の具の色を確認した筆跡もあり、それがとても印象的でした。
36 (画像サイズは54.0KB)
2002年3月23日、カトマンドゥで購入したものです。見ても分かるように黒地に金彩の六道輪廻の図です。このようなマンダラは、中国でも求めたことがありますが、とても人気のある図柄です。ネパールでは、極彩色のほうが数多く出回っています。No.20とおなじような出来です。
35 (画像サイズは35.9KB)
2002年3月14日に購入したもので、千手観音菩薩です。観音信仰が盛んなネパールでは人気のある菩薩像で、マンダラだけでなく鋳造仏も多く見受けられます。お土産屋さんにもたくさん飾ってありますが、良いものは専門店に行かないと手に入りません。
34 (画像サイズは36.1KB)
これは2002年3月14日にタメルで購入したものですが、文殊菩薩です。カトマンドゥで一番古い寺院であるスワヤンブナートの本尊は文殊菩薩で、伝説ではこの持っている利剣で山を切り裂き、湖であったところから水を抜き、カトマンドゥ盆地をつくったといわれています。
33 (画像サイズは53.9KB)
これは2002年3月14日にタメルで購入したものですが、お店の人は「フューチャー・ブッダ」と呼んでいました。これは今まで収集した曼陀羅と少し違い、一尊だけを描き、その周りも独楽つなぎのような文様で埋められています。画像も相当大きく、持ち帰るのに苦労しました。
32 (画像サイズは48.9KB)
これは2002年3月14日にネパールカトマンドゥ市内のタメルで購入したものです。これもカーラチャクラの一種だと思いますが、画面も大きく、内部も丁寧に描かれ、四方の龍も繊細で、全体に本金を使っていると思われます。
31 (画像サイズは67.8KB)
これは2002年3月20日にネパールカトマンドゥ郊外の古都、バクタプールで購入したものです。これはカーラチャクラの一種ではないかと思いますが、小品ながら丁寧に描かれているのが気に入って購入しました。
30 (画像サイズは57.3KB)
これは2002年3月11日にネパールカトマンドゥ市内のタメルで購入したものです。これもカーラチャクラの一種ではないかと思いますが、黒地に主に金とブルーを用い、とても細かく描いています。
29 (画像サイズは57.1KB)
これも2002年3月11日にネパールカトマンドゥ郊外の古都、バクタプールで購入したものです。28番とよく似ていますが、中央部が違います。これもカーラチャクラの一種ではないかと思いますが、小品ながら丁寧に描かれています。
28 (画像サイズは57.7KB)
これは2002年3月11日にネパールカトマンドゥ郊外の古都、バクタプールで購入したものです。おそらく、これもカーラチャクラの一種ではないかと思いますが、丁寧に描かれており、中央の梵字みたいなのがおもしろく、気に入っています。2002年3月は、たくさんマンダラを手に入れてきましたので順次公開していきます。
27 (画像サイズは64.6KB)
これは2001年4月21日にネパールカトマンドゥ市内のお店で購入したものです。24番より更に意匠的におもしろく、周りの竜も生き生きとしています。中心の部分の意味は分かりませんが、これもカーラチャクラの一種ではないかと思います。
26 (画像サイズは42.0KB)
これは2001年11月06日にネパールの友人が我が家を訪ねたときのお土産です。とても気に入りました。「宇宙マンダラ」ですが、日本とネパールが遠く離れていても、宇宙の輪が密接なつながりを見せるように、私たちの友情もつながっているように感じます。
25 (画像サイズは51.7KB)
これは2001年4月21日にネパールカトマンドゥ市内のお店で購入したものです。お店の人は「チベット暦マンダラ」と説明してくれました。一目見ただけで、とても気に入った一品です。仏様も生き生きと描かれていますし、その他のものも鮮やかに描かれています。
24 (画像サイズは59.1KB)
これも2001年4月20日にネパールのパタン市内のお店で購入したもので、17番と似ているような気がしますが、さらに意匠化されており、細密に描かれています。このようなマンダラを、専門店でない小さなお店で見つけると、とてもうれしくなります。
23 (画像サイズは51.3KB)
これも2001年4月21日にネパールのカトマンドゥ市内で購入したもので、マハカーラ(大黒天)です。このように武器に乗っている姿は珍しいと思います。この武器が、だんだんと法具になっていくのです。
22 (画像サイズは52.0KB)
これも2001年4月21日にネパールのカトマンドゥ市内で購入したもので、店主の説明ではカーラチャクラということでした。16番のは黒地に書かれていますが、これはぼかしの茶地に書かれています。
21 (画像サイズは43.1KB)
これは2001年4月21日にネパールのカトマンドゥで購入したもので、説明では「Medical Budda with Herbal Plants As Per Tibetan Phylosophy」ということでした。簡単に言うと、薬師如来と薬用植物ということです。
20 (画像サイズは43.5KB)
これも私の友人から2000年3月26日に譲っていただいたもので、「六道輪廻図」です。1と同じですが、これは黒地に金彩で描かれたもので、非常に精密な出来です。この図の説明は、1に書いてあります。
19 (画像サイズは33.5KB)
これも私の友人から2000年3月26日に譲っていただいたもので、お釈迦様の一代記です。非常に押さえた色使いで、一目で気に入ってしまいました。この中には、生まれたときから、涅槃に至るまでの様子が描かれています。
18 (画像サイズは34.6KB)
これは私の友人から2000年3月26日に譲っていただいたもので、観音さまです。千手観音のようにも、十一面観音のようにも見えますが、おそらくそういう分類ではないように思います。ネパールでも、このようなお姿のマンダラをときどき見ます。
17 (画像サイズは95.3KB)
これも上記と同じお店で購入したものですが、ヒンドゥー教系のマンダラで三角形の組み合わせで女性原理と男性原理の融合を表すといわれています。一般的には頂点を上にした三角形は男性原理を、下にした三角形は女性原理を示しているそうです。
16 (画像サイズは98.4KB)
これも上記と同じお店で購入したもので、描かれているのもカーラチャクラです。上記のものと違い、多色の雰囲気が良く出ており、お店にもこのようなマンダラが多かったようです。
15 (画像サイズは77.0KB)
これも上記と同じお店で購入したものですが、中心に描かれているのはカーラチャクラで、周りにはそれを見守る仏様が描かれています。どちらかというと、黒地に金色で書かれたものが好みだということが、たくさんのマンダラを見ていて思いました。
14 (画像サイズは62.9KB)
これは2000年3月にネパールに行ったときに購入したマンダラです。場所はカトマンズのダルバール広場の一角のお店ですが、前日(4月8〜9日)にお釈迦さまのお生まれになったルンビニーに行った記念として求めたものです。
13 (画像サイズは99.6KB)
これは1999年5月にネパールのメル友であるビノットさんに依頼して購入したマンダラです。黒地に金色で書かれており、ブータンで見たものと同じだと思います。周りの真言が描かれているのを除けば、胎蔵マンダラの雰囲気があります。
12 (画像サイズは82.6KB)
これは1999年8月にネパールのメル友であるビノットさんに依頼して購入したチベット暦のマンダラです。中央には「六道輪廻図」を模したような干支が描かれ、構図も緻密で、私は初めてこのようなマンダラを見ました。いつかチベットに行き、まだ見たこともないような様々なマンダラを捜してみたいと思います。
11 (画像サイズは46.4KB)
これは1999年5月にネパールのメル友であるビノットさんに依頼して購入した大黒天(マハキャーラ)のマンダラです。非常に丁寧に描かれており、チベットの最も一般的な大黒天の姿をしています。ですから、お寺に描かれている大黒天も、このお姿が多いようです。
10 (画像サイズは46.4KB)
これも1988年5月にインドのヒマチャールのマナリーで購入したものの一つです。ここにはチベットの人々が多く暮らしており、そのキャンプ地もありました。その一角でひっそりとマンダラを描いているドロアーがいて、そこを訪ねて求めたものです。
9 (画像サイズは52.5KB)
これは1988年5月にインドのヒマチャールのマナリーで購入したものの一つです。これがインドの大黒さま、すなわちマハカーラです。だからなのかバックを黒に染め、他のマンダラとはひと味違っていました。知らずに手に取ったのは、やはり引きつけられる何かがあったのではないかと思います。
8 (画像サイズは71.6KB)
これは1986年4月にブータン王国で購入したものの一つです。 なぜ引きつけられたかといいますと、このグルは商売繁盛を祈るもので、しかも左手に乗っているのがネズミですから、当然といえば当然です。そういえば、中国でもネズミと商売繁盛とは縁があります。
7 (画像サイズは68.0KB)
これは1989年6月にインドのマハジャンが持ってきてくれたものの一つです。釈迦三尊像の形態ですが、向こうではあまり見かけないお姿です。しかし日本人には親しみやすいマンダラではないかと思います。
6 (画像サイズは67.0KB)
これは1996年7月31日に中国雲南省中甸で購入したものです。 なぜこんなに日にちまで覚えているかというと、この日にあの「ヒマラヤの青いケシ」に始めて出会った からです。このマンダラは、宿泊したところのチベット人に譲ってもらったもので、ていねいに描いて いるのが気に入りました。
5 (画像サイズは92.0KB)
これは1986年4月にブータン王国で購入したものの一つです。 ブータンで一番人気のあるのがグル・パドマサンババで、仏教を広めるために八つの姿に変身したと 伝えられており、その一つの姿が虎に乗って仏教の敵と戦う猛々しい姿なのです。それを描いたのがこれで、 142p×91pほどあります。今考えると、よくこんな大きさのものを持ち帰ったものだと思います。
4 (画像サイズは70.9KB)
これは1986年4月にブータン王国で購入したもので、木版画のタンカ です。この他に青色と赤色のものがあり、ブータン独特のジンチョウゲ紙に刷られています。中央に観音様 らしきお姿が見られます。どちらかというと日本のマンダラは諸尊像の集会に重点が置かれますが、 チベット系のマンダラはその構造に力点を置いているように思います。私が見たもので多かったのは、 この写真のように大円輪の内側に四方形の楼閣を描いたものでした。
3 (画像サイズは57.6KB)
これは1996年11月に日本で購入したもので、コスモヤントラと いわれています。この画像に近いものを、1986年にブータン王国の首都ティンプーのタシチョ・ゾン で見たことがあります。これはカーラチャクラに説かれた宇宙図であり、中心にあるのは須弥山、 その回りに地輪、水輪、火輪、風輪が等幅の同心円で描かれ、水輪上の12の輪は太陽の動きを示して いるといいます。それにしても、非常にモダンなデザインだと思います。
2 (画像サイズは50.3KB)
これも1998年6月5日に韓国のソウル近郊で求めたもので、 非常に多い「サンヴァラ像」のマンダラです。保存状態はあまり良くないのですが、チベット仏教の 特徴の1つである忿怒像で、悪いものを調伏するための、いわば守護神です。実際にチベット仏教寺院 を訪れてビックリするのは、壁面にこのような忿怒の形相をした姿や合歓像が、圧倒的な迫力で描かれ ていることです。
1 (画像サイズは54.8KB)
これは1998年6月5日に韓国のソウル近郊で求めたもので、 いわゆる「六道輪廻図」です。よく見ると分かりますが、野獣の腹を切り開き、その中に輪円を六等分 して六道世界、すなわち地獄、畜生、餓鬼、阿修羅、人間、天上を描き、さらにその中の円に三毒を表す 生き物、すなわち鶏は貧(むさぼり)を、蛇は瞋(いかり)を、そして豚は痴(無知)を表しています。 これら三毒があるために苦があり、輪廻が生じるのだから、この三毒をなくすことが解脱へといたる 道筋であり、その1つ1つの課程表したのがこのタンカということになります。


  *補足説明・・・・・
ここでは「マンダラ」(曼荼羅)という言葉を使っていますが、これはもともとサンスクリット語に由来し、 円とか集合という意味です。しかし、円は完全無欠なものの集まり、ということは真理の集合体、 そして仏さまや菩薩さまのお姿をさまざまに描いた仏画のことを意味するようになったのです。
 はじめはインドで考案され、チベットや中国を経て日本にも伝わってきました。ですから、お国柄で、 そのマンダラの構造や描き出されるお姿にも変化が見られ、そこがおもしろさでもあるわけです。
 しかし、ここに掲載されたマンダラは、チベットでは掛け軸形式の「タンカ」と呼ばれているものです。 「No.2」を見れば分かると思います。ですからマンダラといえば、このほかに、壁画や木版画(「NO.4」) などさまざまな図像形式があるわけです。そして瞑想や礼拝の本尊として用いられるだけでなく、 布教の材料としても使われてきました。現物だけでなく写真も撮ってきていますので、いずれ紹介したい と思います。
 また、ヤントラとは御符のことで、宇宙の実相を図式化したものであり、その視覚的手段によって 我々の世界と仏の世界との媒介の役目をするといわれております。とくに密教では、マンダラは見る だけではなく、その中に自己を投入し、真理の世界と現象の世界の一体化を直接体現することが 大切だと教えています。
水平線
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